先日あった話。
当社ご利用者様のA様。
お迎えにお伺いすると何だかぐったりした様子で
「今日は…行きたくない」と、
寝起きなのかタオルケットを引きずりながら玄関で訴えていました。
ご家庭の事情はここでは控えますが、色々あり現在独居。
お休みされると聞いて、いつもと表情が違うと聞いて、
なんだか不安になり、
仕事ひと段落して、すぐにその足で近くのスーパーへ。
日持ちするパンと弁当を買って、A様のお宅へ。
お伺いすると、
お元気でいらしたので何よりでした。
とても気を遣われる方なので、
「A様の顔が見たくて、仕事さぼってお弁当買ってきました。
一緒に食べましょう♪」とお弁当を広げて一緒に昼食を。
「こんな時にごめんやけど、
人に気を遣われることが嫌いなんよ」と、
終始毒舌だらけでしたが、
帰りますね♪と、お別れをしたとき、
私の車が見えなくなる最期の最期まで、
笑顔で手を振るA様を見て、
なんだかほっこりしました。
ご無事でよかったのと、
A様の中で色々な心情があってなんだなと
ご支援させて頂くための方法の再考に
頭がぐるぐると駆け巡りました。
きっとこの先、A様と食べた「うどん弁当」を見ると
介護っていいなぁという気持ちが再燃されると思います。
元気に梅の里へまた通って頂けますように。
北野