プラスチックのAのコップと、
取っ手つきのBの、このコップ。
介護の世界ではおそらく取っ手つきのBを選んで
そろえるところが多いのかも。
Bの方が「持ちやすくて、飲みやすい」。これは正解。
でも本当にあのご利用者様は、Aのコップは使えないのか?
もちろん麻痺や拘縮から、Bのコップしか使えない方もいて、
Bのコップも絶対必要♪
ただし、そうではない方は出来るだけ、
Aのコップで飲める方には私は考えます。
「その時」よりも「その先」を見越して。
現有能力の維持、向上は介護にとって大きな課題です。
「よかれ」と思ったことが「過剰」であると、
現有能力は落ちていく一方だと思います。
とても難しい検討ですが慎重に、しっかりとご利用者様の
現有能力のレベルを考える必要があります。
奥が深い。。
北野